
日本全国、そしてヨーロッパへ。4つの学院で、宮大工の技を未来へつなぎます。

日本全国・ヨーロッパへ展開
関東本部、東北支部、関西支部、ヨーロッパ支部の4学院
日本全国、そしてヨーロッパへと宮大工の技術継承の拠点を広げています。各学院で、地域に根ざしたカリキュラムと活動を展開し、社寺建築1400年の伝統を次の世代へ継承しています。
- 関東を拠点に全国展開
- 4学院体制
- 海外へも発信
日本校
01
関東本部
関東エリア
日本宮大工学院の本部として、宮大工育成の中心的な役割を担います。上級コース・棟梁コース・初級コース・子ども宮大工・大人の学校・eラーニングの全コースを展開し、現役宮大工による直接指導を行っています。
02
東北支部
東北エリア
東北の豊かな森林資源と伝統建築文化を活かし、地域の神社仏閣の維持継承と宮大工育成を両輪で推進。地元の職人・建築家と連携し、東北ならではの技術継承を実現しています。
03
関西支部
関西エリア
千年の都・京都を中心に、関西の伝統建築文化と宮大工技術の継承を担います。古来の社寺建築技術の研究と、次世代への技術伝承を両面から展開しています。
コース
宮大工を志す方から一般市民、お子様、海外からの学びを目指す方まで、幅広い層に向けた学びのプログラムを提供しています。詳しいカリキュラムや入学の流れは、ログイン後にご覧いただけます。

上級コース

棟梁コース

初級コース

子ども宮大工

大人の学校

eラーニング
詳しくはログイン後にご覧いただけます
カリキュラムの詳細、よくある質問、資料請求などの全機能は、ご登録いただいた方のみご利用いただけます。まずは上記の概要をご覧いただき、ご興味のある方はぜひご登録ください。

Europe
宮大工学院ヨーロッパ校
PREMIÈRE PROMOTION — INSCRIPTIONS OUVERTES
日本の美が、あなたの技になる。
日本の伝統的な木造建築技術を、ヨーロッパ拠点で学ぶ、新しいカリキュラム。
1400年
受け継がれた日本の木の技術
7ヶ月
国際資格が取得できる独自カリキュラム
44カ国
ヨーロッパ各国ですぐに活躍
01 · Contexte
ヨーロッパで、いま日本の「木の技術」が注目されている

ヨーロッパの記録的熱波
近年、記録的な熱波がヨーロッパを繰り返し襲っています。2026年6月、フランスでは猛暑警戒の最上位「ヴィジランス赤」が72県に発令され、観測史上もっとも暑い6月となりました。イギリスでも同じ6月26日にノーフォークで37.7度を記録し、69年ぶりに6月の最高気温を塗り替え、24日から25日にはロンドンをはじめ6地域に、史上2度目となる最高警戒レベル「レッドアラート」が発令されました。石でできた街は昼の熱を夜まで溜め込み、住まいの暑さは、いま市民が直面する切実な問題です。
フランスはRE2020で「夏の快適性 confort d’été」を新築の要件に定めました。エアコンの普及が急速に進むとともに、CO2を出さずに建築そのものから「涼」を生み出す、日本のサステナブルな設計にも、改めて注目が集まっています。
フランスで注目が集まる、建築の保存技術
昨年、パリのノートルダム大聖堂が、「森(la forêt)」と呼ばれる屋根の木組みとともに、再びよみがえりました。
約2,400本の樫を選び、金物のボルトの代わりに木の栓で組み、中世と同じ手斧で刻む ― 800年前とまったく同じ技法が使われたことからも、この再建は、ヨーロッパの建築家や職人たちが、改めて「木」と手仕事へ目を向ける契機になりました。
ヨーロッパで注目が集まる “宮大工”
いまヨーロッパが抱える気候の課題、そして見直されつつある建築の保存技術。この両側面から、日本のある技術がフォーカスされています。その技術とは ― 木造建築の職人「宮大工(みやだいく)」です。
木と木を組み合わせ、釘を使わずに建物を立てる。その技術は1400年の時を超えて、今もなお息づいています。世界最古の木造建造物が日本にあり、日本の数多くの寺社仏閣が長年建ち続けているのは、この技術があるから。師から弟子へ、手から手へと受け継がれてきました。
そして、19世紀のジャポニスム以来、世界の建築家やデザイナーを魅了しつづけてきた「日本の美」― 茶の湯の茶室、禅の静けさ、数寄屋の余白 ―。その空間もまた、宮大工と同じ木の技から生まれています。この技術は2020年、UNESCO無形文化遺産「伝統的建築技術」にも登録されました。
さらに、木は真夏に触れても真冬に触れても、温度が変わりません。真夏の鉄板は火傷するほど熱くなり、真冬には凍りつきますが、木は一年を通して温度が一定です。木に包まれた空間では体感温度が5度以上下がり、エアコンに頼りきらずに夏を涼しく、冬を暖かく過ごせます。日本人の知恵の結晶です。
気候の課題にも、日本の美への憧れにも応える宮大工の技は、いまこそヨーロッパで必要とされている。
だからこそ私たちはこの技の継承をヨーロッパへと広める決断をしました。
02 · Le métier
神社とお寺、日本人の心のよりどころを造る職人
宮大工とは、神社や寺院をはじめ、茶室や数寄屋といった日本の伝統的な木造建築を手掛ける、1400年続く職人集団です。1000年の風雪に耐える日本の木の建造物を生み出し、何百年前、何千年も前に建てられた建造物を修理して、その姿を次の時代へ伝える。新築と修復、その両面で日本の文化に欠かせない ― 非常に尊い職業のひとつです。
常に木と会話せよ。
木は、育った山の斜面や日当たりによる「クセ」を持ちます。だからこそ宮大工は木と向き合い、クセを見抜き、自然の摂理を受け入れながら、確かな技術で建造物を建てていきます。宮大工は木の目利きであり、木のプロフェッショナルです。その技術の先には、一心な清い心が息づいています。けっしておごらず高ぶらず ― この清い心が、美しい造形美を生むのです。

03 · Le cursus
独自のハイブリッドカリキュラム
本来、宮大工の技は「グランドマスターの家に住み込んで10年」が鉄則でした。しかし本カリキュラムは、日本での実地研修と、オンラインのeラーニングを組み合わせた、独自のハイブリッド型。ヨーロッパを拠点にしながら、約7ヶ月で宮大工技術の本質を習得し、すぐに現場で活かせるように設計されています。

日本で ― 実地研修 約1ヶ月
水源の森での間伐、加工場での手刻み、そして実際の社寺建築の現場まで。宮大工の棟梁が一人ひとりを丁寧に導き、手を動かして体感します。

母国で ― eラーニング 約6ヶ月
秘伝の技術を体系化した教材で、道具の手入れ・墨付け・規矩術・継手仕口を、ご自身の国で学べます。eラーニング期間中は2週間に1回、宮大工の指導によるオンライン実技授業を実施。カリキュラムでのご質問にも、一つひとつ丁寧にお答えします。
研修場所 ― 主に神奈川県内
入学式 ― 横浜市内
入学費用 ― 500万円から。詳しくはお問い合わせください。
日本での滞在は、すべて無料でご提供 ― 職人と、寝食を共に
- 研修費 無料
- 宿泊施設 無料
- 食事 無料
日本での実地研修の間、工房のある地に宿泊先をご用意します。棟梁や仲間と寝食を共にしながら学ぶ ― 技だけでなく、職人としての所作や心構えも、この共同生活から受け継がれます。かつて宮大工が積み重ねた「住み込み」を凝縮して体験できます。
棟梁が一人ひとりの手を取って教えます。
学ぶ内容
- 01道具と手入れ ― Outils & entretien
- 02技術:墨付け・規矩術 ― Traçage & géométrie
- 03構造:継手・仕口・上棟 ― Assemblages & charpente
- 04大工の心得 ― L’esprit du charpentier
04 · Après le diplôme
卒業後 ― 多様な活躍のかたち
このカリキュラムは、修了認定を受けて終わりではありません。修了時には国際資格「宮大工木造技術者資格」が手に入るだけでなく、主催の宮大工木造技術継承協会のバックアップのもと、すぐに仕事につながるサポートを受けられます。

本カリキュラムを修了すると、協会が認定する国際資格「宮大工木造技術者資格」を取得できます。一度取得すれば生涯にわたって有効です。
本カリキュラム修了後、資格を取得したあなたは、各国で協会の正式な「加盟店」として登録できます。数少ないヨーロッパの加盟店として、茶室・数寄屋・社寺建築・家具・建具・文化財修復を独自に受注し、施工することが可能です。いわば、宮大工の「フランチャイズ」に加わるということです。
主催の特定非営利活動法人 宮大工木造技術継承協会は、すでにフランス・アメリカ・中国での豊富な施工実績を持ち、どこでも本格的な茶室を建てる「モバイル茶室」を筆頭に、数多くの建築案件を受注しています。協会が受注した案件は、今後、正規加盟店である本カリキュラムの卒業生に優先的に発注されます。
いま日本宮大工学院の工房には、連日多くの海外の方が技術を学びに訪れますが、すべての希望に応えるのは難しい状況です。本カリキュラムの卒業生は「協会の一員」として、優先的にプロジェクトへ参加いただけます。
経験を重ねた修了生は、公認講師として教える側で活躍。自国で講座を開き、次の担い手に技を伝えます。ヨーロッパで学べる場所が増えるほど、この技術は次の世代へ確かに残っていきます。
05 · À propos
私たちについて
宮大工の技術と私たちの活動は、日本の公的機関にも世界にも認められています。
UNESCO
無形文化遺産「伝統的建築技術」に登録された技術を扱います。
政府認定NPO法人
営利ではなく、技術の継承そのものを目的として活動する非営利法人。日本政府の認定を受けています。
内閣府
クールジャパンに推薦登録されました。
文化庁
日本の文化行政を担う機関 ― フランスでいう文化省 ― の令和3年度認定事業に採択。
JETRO
日本貿易振興機構の後援を受けています。
ORGANISATEUR
特定非営利活動法人 宮大工木造技術継承協会/日本宮大工学院
宮大工の育成と技術継承を担う教育機関。
PARTENAIRE
株式会社 花升木工社寺建築
創業1640年 ― 380年を超える歴史を持つ社寺建築の名家。
06 · Admission
募集について
「宮大工学院ヨーロッパ校」は生徒を募集しています。
本カリキュラムは選抜制です。お申し込みの後、エントリーに関するご連絡をさせていただきます。
日本とヨーロッパをつなぐ、その第一歩へ。
アメリカ校

